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■お好み扇子計画<その1>

◆準備開始
前回書いたとおり、今月末に扇骨(せんこつ)がドサッと送られてくる予定なので、まず最初に作る自分用の扇子の地紙(じがみ)を作っておく事にしました。

作業をしながらデジカメで撮影したので、簡単に工程を公開します。
本物というか、本職の扇子職人の方の作り方とは大きく異なる部分がありますので、予めおことわりしておきます。

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◆柄を決める
作業の前に、どんな扇面にするかを決めます。
作りたい柄はたくさんあって、すでにいくつか用意してあるんですが、今回は5色の江戸小紋の和紙を使う事にしました。

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◆裏紙を切り出す
自分が作る扇子の地紙は、和紙を2枚貼り合わせています。
本来(両面張りの)扇子は和紙を3枚貼り合わせますが、自分の扇子は片張りなので、2枚にしています。
この「裏打ち」する白い和紙によって、地紙の「重さ」が大きく違ってきます。
其扇流の扇子は重さが20g(以内)しかなく、わずか1〜2グラムの違いが、扇子のバランス・飛び方に大きく影響してきますので、選定は慎重にしなければなりません。
今回はやや重めのものにしてみました。

making02.jpg


◆糊を塗り貼り合わせる
裏打ち用の白和紙に和紙用の糊をハケで塗り、表面用和紙と貼り合わせます。
シワが出来たり、空気が入ったりしないように気をつけてしっかりと押さえます。

making03.jpg


◆じっくり乾かす
和紙用の糊は水を加えてかなり緩くしてから塗るんですが、特徴として、乾ききるまでは簡単に剥がれてしまいますが、乾いてしまうとかなりしっかりとくっつきますので、途中で触ったりせず、そっとしておきましょう(笑)。

making04.jpg


◆扇の形に切り出します
さあ、いよいよ最終段階です。
扇の形に切り出して、蛇腹に折り曲げます。
ここの工程の詳細は今のところ内緒にしておきます。かなり本職の扇子屋さんとは違った方法ですので、ちょっと恥ずかしいし(笑)。

making05.jpg


◆地紙完成!
で、全て折り曲げたら、これで地紙は完成です。
折り目がしっかりとするまで、ギュッと挟んでおきましょう。
あとは扇骨が届くのを待つだけです。

making06.jpg


◆バランステスト用扇子
其扇流の扇子は、大きさや寸法の他に重さも『20グラム以内』という規定があります。

そして今回作った自分用の地紙は、裏打ち用の白和紙に結構厚め、つまり「重め」の紙を使っています。
骨と組み合わせて完成した時に19グラム強になる予定です。
でもって、この場合の扇子の「前後」のバランスは、やや地紙側が重く感じられて、飛び方は『宮脇賣扇庵』風のになるかと思います。

making07.jpg

扇子のバランスは本当に微妙で、地紙の重さが1グラム変わるだけで全然その飛び方が違ってしまうほどです。
そこで、より多くの方の好みに対応できるように、裏打ち用の和紙をいろいろ変えることで、ほぼ5段階の重さの地紙を作りました。

making08.jpg

これらの地紙を使えば、完成時に約15グラム〜19.5グラムの扇が出来上がると思います。
で、それらの中からお気に入りのバランスの扇子を見つけられれば、それと同じ裏打ち用の和紙を使うことで、お好きな色や柄でなおかつバランスもお好み通りのマイ扇子が作れると言う企みです。
さて、うまい具合に出来ますかどうか。

…乞うご期待!

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コメント

オーダーメイド扇の受注サイトはこちらでよろしかったでしょうか??

投稿: カワサキ | 2004.07.30 19:13

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